1. |
Mikkai
03:38
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小さな守り神が
白と赤の旗を振って
こっちを見ている
枝の間を縫って
夜の声を辿って ツバメではなくモグラと土の中を進む
小さな守り神が
白と赤の旗を振って
こっちを見ている
目を開けない友達と 夜の声で話して 後ろにもう追いかける者は無い
もう居ない
夜の声を辿って
夜の波にさらわれて サカナではなくモグラと土の中を進む
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2. |
Chuya
03:07
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頭に積もって居るのは 砕いた砂か固い雪か
瞼の痛みは 眩しいからか 刺さる粒のせい?
休めるように 温い水が欲しい
頭に積もって居るのは 砕いた砂か止んだ雪か
耳元に囁くのは昨日の声か 今呼んでいるの?
休めるように 温い水が欲しい
しめやかに今おはなしを始めよう
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3. |
Niji
04:14
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濁った息が尖って 刺さって ついている背中
照らされた廃屋の中で
虹が羽根になって 絡まった目を染め
解いて 見えなくなるまで 飛ばして欲しい
溜って行く 落書きで 煤けた 小さな背中
照らされたごみ箱の中で
虹が羽根になって 焼き付いた目を染め
解いて 見えなくなるまで 飛ばして欲しい
虹よ 絡まった目を染め
解いて 追い払ってしまって欲しい
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4. |
Mangetsu
02:15
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息を切って どこへ 向かっていくの?
こぼれそうに満ちて
光が 体の中から 溢れ出てしまう前に
目を開けた月の隣を走り
急いで
見せてあげないと
急いで
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5. |
Jumon
01:44
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途切れた 途切れた頭
隠れた はぐれた茎が頭まで伸びている
草が揺れて 揺れている 真っ赤な空は 降りてくる
途切れた
はぐれた茎が頭まで伸びている
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6. |
Tomodachi
03:02
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ヤッホー こんな木霊も好きに響いていいんだね 聞いた?
殺気は泳いだ煙の中
箱の中には そのはこの中には 積もった何か
無いよ 何も 無いよ
今 今 1が始まり瞬く間に10へ着く迄
煙草 部屋 真ん中の輪で踊ろう
箱の中身は そのはこの中身は 聞かないで欲しい
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7. |
Fukurou
03:20
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上から眺めている
頭は優しい朝の日に触る
いつの間にか
蜜を 追うよ 揺らめく枝をつたって
片足は向こう側へ飛び越えてしまったようだ
いつの間にか
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8. |
Manekare
03:32
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朝焼け 俄かに明るくなったシェルターの向こう
アルミの山に見える扱い慣れない国へと招かれ 招かれ
ちぎれた紙くずが舞うゲームは進んでは止んでまた進んでいく
いつの間にか熱くなった肌は乾いていた
覗いてみよう 行こう
アルミの山に見える 扱い慣れない国へと渡って 話しかけているのに
その鐘の音は聞き飽きた 棄てられている声は 真夜中の空を越えて
越えても まだ聞こえない
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9. |
Ishikoro
03:29
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弾けた隙間から顔を出している
傷んだ線路が一つ 通っているのが見える
ここに沿って 吹かれて行けば
助けはいらない転がるまでみてて
ここに沿って 吹かれて行けば
助けはいらない転がるまでみてて
転がるまでみてて
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10. |
Katachi
05:12
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いつか 襟から 辿って 来た 節は
煮えた陽が 落とした 一筋の行方を 教えていた
形は無くなったみたいだ
殻はやさしい海に呑まれた
形は無くなったみたいだ
中身は優しい海の前でまだ
動いていた
頬を打ち続けている
走っている
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11. |
Ga
05:03
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