1. |
#1
03:24
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I was born to regret
心はきれい
柵が朽ちて、全ての声があなたまで届いてくるよ
垢で擦れた魂を呉れるよ
I was born to regret
さらってみたら?
これが崩れ、あれが生まれるだけ
さぁ、知らせが来てるよ
温く、湿ったやつだよ
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2. |
Midori-irono Yoru
03:45
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苔の膜で包まれたお気に入りの夜が
もう途切れそう 淵を見せて
破片に切って鞄に集めてしまおう
蛍光色の視界を裂いて居なさい
ここに居なさい
少し、出て来て
蛍光色の視界を喰って居なさい
ここに居なさい
続かないように
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3. |
Inu
05:16
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同じ印の続く通りを抜けてゆく
近道をなぞってみても、間違う
また間違う
居るなら出て来て、もういいよ
待っているよ
僕の部屋の白い机の中の宝箱を開ける
昨日の傷がまだ消えないうちに中身を全部捨てに行こう
居るなら出て来て、もういいよ
待っているよ
いい日は、いい夢を見るためだけにあるのだ
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4. |
Q
04:03
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3Dの熊が
また夢を荒らしに来た
噛み殺す歯は
なぜ僕だけ見逃すの
3Dの熊は
悪い人間みたいに笑う
噛み殺す歯は
なぜ僕だけ見逃すの
慌てないとこへ 手を繫いで 霞み出すまで走るの
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5. |
Koki
03:57
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鈴を探している 一番鳴るのだけ
隣の空き部屋まで 届くのだけ
欲しくならないように 少し触るだけ
そこに置いて 研いで うまく繫いで
違わぬように
塞いで 急いで削いで 埋めて
温む前に 見る前に
祈らぬように固まる手で開けるわ
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6. |
Mouf
07:24
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灰になって 飛ばされた
蝋になって 固まった
もうお前は 放たれた
いつまでも抱えている毛布をはなしてよ
像になって 飾られた
海の向こう
もう縄は 解かれた
いつまでも抱えている毛布をはなしてよ
机上の書状は置かれたまま
ここに起り
誰かさんが見つけないの
空気みたいだ
理という強いものを覚えたから
もう行けるよ
いつまでも抱えている毛布をはなしてよ
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7. |
hematoxylin
04:58
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君の残した暗号が今それを盗んだ
それ は僕を守って囲んでいたのに君は盗んだ
ひるんだ僕の空気なんて奪って君はこれを吹き込んだ
これ は見た事の無い体で滲む 怪獣
逃げようかな
馴染んだ僕の道路を君が踏んで入れ替えてしまった
君は笑いながら
君の残した暗号が今それを結んだ 君の中に
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8. |
Bokusou
04:32
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あの子は光を抱えて
太陽みたい
皆は後ろに付いて 古い傷をなでる
まだ知らない場所で、見つからない場所で
ここにはその音さえ
届いては来ないようで
空のまま寝そべって照らされる夢を見る
まだ知らない場所で
側で泣く声をとらえて、青ざめた胸を埋めよう
重なった合図が澄み切っているから
消化されずにまた吐き捨てられて行く
いじけた合図だけが連なってゆくから
空のまま寝そべって照らされる夢を見る
まだ知らない場所で
あの子は光を抱えて
こっちには来ない
皆は後ろに付いて 噛まれた後を消してゆく
まだ知らない場所で、まだ見えない場所で
まだ知らない術で
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9. |
Tou
03:48
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鉄線の塔は
今真下に深く這って
そびえ立つ幹の根を掴み
鉄線の塔は 白む塔は
煌然と融けて
音も無く焼き払った
鉄線の塔は
欠伸をこぼした
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10. |
Kusune
02:27
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囲んだ穴に埋めた鉢の中で種は既に消えている
数字まで確かめないでよ
どうせ居なくてもひとり
変わらない どうせ居なくてもひとり
囲んだ穴に埋めた鉢の中で金は既にくすねられている
数字まで確かめないでよ
どうせ居なくてもひとり
カンジョウはもう無い どうせ居なくてもひとり
変わらない いつまでも同じ
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11. |
riki
04:35
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雑草 彼はこれと親しいよう
判断は下手だが
うまく生きられるのさ 恬然と
肥えた手で 甘えられるのさ
「沼の底に流れと温度を与えます」
うまく生きられるのさ 恬然と
契機だ いくつかの難も要は
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12. |
Kaba
04:27
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折れたパイプの中
通る気体が
点滅している鼓動を
吸い込んでしまう
強張ったパイプの中
凍る気体が
弾んでゆく鼓動を
途切れさせてしまう
触れないはずの
隙まですり抜け
吹き抜け
埋まらないはずの
底まで
擦り剥け
吹き抜け
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13. |
Hono
04:45
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握りしめていた 杭はすり抜けて
剥がれ落ちた とげは光る
隠しておいた 杭はすり抜けて
空いた方の手へ渡そうと
燃やしていた 渡そうと 燃やしていた
トンネルの砂
還らぬようにと 二度と
怒りが離れるなと言う
ここから離れるなと言う
咲き乱れたこのちを渡そうと
燃やしていた 渡そうと 待っていた
守ろうと 還らぬよう
還らぬよう 二度と
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14. |
beni.n
02:39
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声はここにある
笑っている
( )
喋っている
もうすぐ見えなくなる
紅い月も空も
ベルはいずれ止む
倒れたまま
( )
かすれたまま
もうすぐ見えなくなる
紅い月も川も
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